1: 名無しさん 2017/08/18(金) 20:05:05.32 _USER

台北市内の事務所で取材に応じる中国国民党の呉敦義新主席(田中靖人撮影)
台湾の野党、中国国民党の呉敦義新主席(69)は20日の党大会での就任を前に産経新聞の取材に応じ、対中傾斜を強めた前主席の方針を中道路線に戻す意向を示した。
呉氏は蔡英文政権の対中政策を批判する一方、中国共産党とは一定の距離を取る姿勢も示した。(台北 田中靖人)
呉氏は、国民党が昨年1月の総統選と立法委員(国会議員に相当)選で大敗して野党に転落した後、中国との統一色が強い洪秀柱氏が主席を務めたことは「党にとって何も良いことがなかった」と断じた。
呉氏は「『二つの中国』や『一中一台』は言わない」と「一つの中国」原則を掲げる中国に歩調を合わせつつも、「現状は台湾海峡を隔てた『分治』だ」と強調。
中台が同じ「中国」に属するとの前提を取りながら「中国」が「中華人民共和国」か「中華民国」かは中台当局がそれぞれ主張する「一中各表」が「大多数の党員が支持する路線だ」と指摘した。
一方、民主進歩党の蔡英文政権が「一つの中国」を受け入れないことには、当局間交流が停止し観光客も減少しているとして「何の利点があるのか」と批判した。
呉氏は戦後、中国大陸から来た「外省人」系が要職を占めてきた国民党で、久しぶりの「本省人(台湾出身者)」の主席となる。このため、中国共産党の習近平総書記(国家主席)からの祝電が冷淡だったとの指摘がある。
だが、呉氏は双方が事前に電報の内容を把握していたと明らかにし、両党の関係に変化はないと強調した。
「台湾人意識」の高まりを受け「台湾国民党」に改名すべきだとの主張についても「栄光の歴史を持つ政党であり必要ない」と否定した。
習氏との会談の可能性については、国共両党が毎年開催してきた「国共論壇」が例年通り中国で行われた場合、「総統府の同意があれば出席する」と述べるにとどめた。
2020年の次期総統選での政権奪還については「このままでは保証できない」と党改革への意欲をにじませ、前哨戦となる18年末の統一地方選での候補者選定を慎重に進める意向を示した。
対日関係では「われわれは親日だ」と主張。副総統を務めた馬英九前政権は戦後70年で「抗日戦争の勝利」を大きく宣伝したが、呉氏は「過去は過去だ」と一線を画した。
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【プロフィル】呉敦義氏
台湾大卒。台湾紙「中国時報」記者から台北市議、高雄市長などを経て馬英九前政権で行政院長(首相に相当)、副総統を務めた。69歳。
http://www.sankei.com/world/news/170818/wor1708180040-n1.html
http://www.sankei.com/world/news/170818/wor1708180040-n2.html
3: 名無しさん 2017/08/18(金) 20:59:28.42
この人はかなりまともなお方
4: 名無しさん 2017/08/19(土) 04:24:58.40
台湾人のプライドが許すかね
5: 名無しさん 2017/08/19(土) 04:27:17.09
「中道」って「中国様の言う通り」の略か?
コメント
コメント一覧 (3)
この様に詭弁が横行し、そもそも中華民国は台湾に於いて独立国であったというのに、中国大陸に於いて勢力圏ばかりか完全に共産圏に従うものとなった。
それもこれも、我々自由主義陣営が冷戦時に一時の利益に惑わされ、中華人民共和国を友好国と勘違いした為だ。
米中ソの三角外交が生み出した結果だ。
思えば、現在の北朝鮮の核兵器の脅威もそうだ。
90年代後半のクリントン政権は、韓国と中国との外交を考え、玉虫色の6カ国協議を推進し、結果として北朝鮮に核兵器の保持を許してしまった。
みな我々の犯した重大な間違いだった・・・・。
暫く続いた外省人主席ではなく、本省人の新主席を選択しましたが、
「現状維持」でもなく、「独立反対」を主張するのであれば、台湾国民
からの支持を集めるのは難しいのではと思います。