1: 名無しさん@涙目です。(北海道) [BR] 2018/04/27(金) 12:06:12.47 BE:422186189-PLT(12015)
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広東省仏山市南海区。独フォルクスワーゲンの完成車工場があり、カーディーラーが並ぶ自動車の
街中を、FCV路線バスが駆け抜ける。車体には「中国初の水素燃料電池車モデル路線」とある。

南海区は中国で最もFCVの普及に取り組む地方政府の一つだ。区西部では2017年9月、
中国初の商用の水素ステーションができた。バスや貨物車に1日十数回、水素を補給。
水素ステーションは今年、8基以上に増強される。現在7台のバスはさらに15台増やし、
FCV貨物車500台を運行させる。

区政府の黄捷氏は「水素はまだそれほど社会で使われていない。普及には、政策による誘導や補助が必要だ」と話す。

地元企業も、水素で全国をリードしようと意気込む。16年設立のテロス自動車動力システムズは、
22年までに年1万台のFCVのバスを造れる態勢にする計画だ。張鋭明社長は「1万台造れれば、
FCVバスはEVバスより3、4割は安くできる」と見込む。リサイクルを手がける瀚藍環境も、
ゴミ処理で得られる電力やメタンガスを活用し、燃料の水素を量産する計画だ。

国レベルでも計画
FCVは、水素と酸素を化学反応させてつくった電気で走る。大気汚染物質を排出しないため、
究極のエコカーと呼ばれる。

また、中国は石油や天然ガスを輸入に依存しており、FCVの普及はエネルギーの安全保障にも役立つ。
同済大学自動車学院の馬天才副教授は「我が国に豊富な風力など新電力を水素製造に使えば、
国全体のエネルギー効率が向上する」と期待をかける。

https://www.asahi.com/articles/ASL4R6GV3L4RUHBI02J.html

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