1: 影のたけし軍団 ★ 2023/08/17(木) 10:55:09.51 ID:??? T
防護服、PCR検査、隔離、接触者追跡??。中国疾病予防管理センター(中国CDC)が先月、ある病気のアウトブレイク(集団発生)の封じ込めに向けて新たな指針を発表した際、既視感を感じずにはいられなかった。
だが、実際に起こったのは、新型コロナウイルス感染症の新たな感染の波ではなかった。中国政府は新型コロナではなく、公衆衛生にとって潜在的かつ重大な懸念であるエムポックス(以前はサル痘と呼ばれていた)への対処を進めていたのだ。
世界保健機関(WHO)の報告によると、中国では現在、エムポックスの感染者数が世界で最も早いペースで増加しており、中国は感染拡大防止に向けて迅速に対応する必要があるとしている。
南北アメリカ大陸や欧州でエムポックスのアウトブレイクが始まったのは2022年半ばで、今ではその大部分を封じ込めることに成功したが、新たな感染流行地域としてアジアが浮上している。日本、韓国、タイでは昨年感染者が確認され、その際はいずれも海外から持ち込まれたことによる散発的な事例であったが、2023年には1週間当たりの新規感染者数がしばしば2桁に達している(日本版注:日本国内ではこれまでに194人の感染が確認されている)。
これは、国内での市中感染が広がっていることの証左だ。しかし、WHOへ報告された最新のデータによると、中国の感染者数は他のどの国よりも多く、過去3カ月間で315人の感染者が確認されたという。
とはいえ、中国政府による感染者数の報告は不定期で、現時点でどの程度まで感染が拡大しているかを把握することは不可能だ。
エムポックスウイルスは新型コロナウイルスよりも感染力は低いが、2022年以降に8万8000人以上が感染しており、強い痛みや人によっては衰弱の症状が見られることもある。また、150人以上がエムポックスで死亡している。
国内でのエムポックスの感染拡大防止に成功している国もあるが、おそらくはワクチン接種キャンペーンなどの対策を積極的に推し進めたことが大きく貢献している。だが、中国政府の動きは鈍い。
米外交問題評議会(CFR)で国際保健担当上級研究員を務めるホワン・ヤンヂョンは次のように語る。
「(中国政府の)エムポックスへの対応は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応と比べて著しく異なっていることは明らかです。
(エムポックスが)中国で大規模なアウトブレイクに発展する可能性は低いですが、エムポックスの感染拡大防止キャンペーンをより積極的に進めずに、
楽観視しすぎると感染リスクの高い人々の間で感染が拡大する恐れがあります」。
中国で今何が起こっているのか。真相は不透明だ。WHOが収集したデータによると、中国は5月から7月にかけて新たに315人がエムポックスに感染したと報告している。新規感染者数がこれほど多いということは、旅行や渡航とは無関係の感染例がある可能性を示している。
しかしながら、新型コロナへの対応を想起させるこの状況においても、中国政府はエムポックスに関するデータを他の国ほど開示しておらず、1週間当たりの新規感染者数も公表していない。それどころか、6月に確認されたエムポックス感染者の数は106人という数字を一度出しただけだ。
中国政府は5月のデータを開示しておらず、7月の感染者数に関するデータもいまだに公表していない。
https://www.technologyreview.jp/s/313950/china-is-suddenly-dealing-with-another-public-health-crisis-mpox/#:~:text=%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A
だが、実際に起こったのは、新型コロナウイルス感染症の新たな感染の波ではなかった。中国政府は新型コロナではなく、公衆衛生にとって潜在的かつ重大な懸念であるエムポックス(以前はサル痘と呼ばれていた)への対処を進めていたのだ。
世界保健機関(WHO)の報告によると、中国では現在、エムポックスの感染者数が世界で最も早いペースで増加しており、中国は感染拡大防止に向けて迅速に対応する必要があるとしている。
南北アメリカ大陸や欧州でエムポックスのアウトブレイクが始まったのは2022年半ばで、今ではその大部分を封じ込めることに成功したが、新たな感染流行地域としてアジアが浮上している。日本、韓国、タイでは昨年感染者が確認され、その際はいずれも海外から持ち込まれたことによる散発的な事例であったが、2023年には1週間当たりの新規感染者数がしばしば2桁に達している(日本版注:日本国内ではこれまでに194人の感染が確認されている)。
これは、国内での市中感染が広がっていることの証左だ。しかし、WHOへ報告された最新のデータによると、中国の感染者数は他のどの国よりも多く、過去3カ月間で315人の感染者が確認されたという。
とはいえ、中国政府による感染者数の報告は不定期で、現時点でどの程度まで感染が拡大しているかを把握することは不可能だ。
エムポックスウイルスは新型コロナウイルスよりも感染力は低いが、2022年以降に8万8000人以上が感染しており、強い痛みや人によっては衰弱の症状が見られることもある。また、150人以上がエムポックスで死亡している。
国内でのエムポックスの感染拡大防止に成功している国もあるが、おそらくはワクチン接種キャンペーンなどの対策を積極的に推し進めたことが大きく貢献している。だが、中国政府の動きは鈍い。
米外交問題評議会(CFR)で国際保健担当上級研究員を務めるホワン・ヤンヂョンは次のように語る。
「(中国政府の)エムポックスへの対応は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応と比べて著しく異なっていることは明らかです。
(エムポックスが)中国で大規模なアウトブレイクに発展する可能性は低いですが、エムポックスの感染拡大防止キャンペーンをより積極的に進めずに、
楽観視しすぎると感染リスクの高い人々の間で感染が拡大する恐れがあります」。
中国で今何が起こっているのか。真相は不透明だ。WHOが収集したデータによると、中国は5月から7月にかけて新たに315人がエムポックスに感染したと報告している。新規感染者数がこれほど多いということは、旅行や渡航とは無関係の感染例がある可能性を示している。
しかしながら、新型コロナへの対応を想起させるこの状況においても、中国政府はエムポックスに関するデータを他の国ほど開示しておらず、1週間当たりの新規感染者数も公表していない。それどころか、6月に確認されたエムポックス感染者の数は106人という数字を一度出しただけだ。
中国政府は5月のデータを開示しておらず、7月の感染者数に関するデータもいまだに公表していない。
https://www.technologyreview.jp/s/313950/china-is-suddenly-dealing-with-another-public-health-crisis-mpox/#:~:text=%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A
続きを読む