香港メディアは２６日、ノーベル平和賞受賞者で、中国当局の拘束下で１３日に死去した民主活動家、劉暁波氏宛てに、サッカーのスペイン１部リーグ、バルセロナからメッシ選手のサイン入り写真が２５日に香港の支援者の元に届いたと報じた。

　報道によると、劉氏はサッカーファンで、バルセロナとメッシ選手が最も好きだったという。香港の支援者の男性が、中国の病院に入院中だった劉氏を元気づけようと、バルセロナにメッシ選手のサイン入りの手紙を送ってほしいと依頼していた。

　男性は「中国共産党による封殺を恐れず、写真を送ってくれた」と感激、所在不明となっている劉氏の妻の劉霞さんに「なんとしてでも届ける」としている。

　一方、香港の人権団体、中国人権民主化運動ニュースセンターは２６日、劉霞さんは依然として自宅に戻っていないと伝えた。劉霞さんの親族は「メッシ選手が劉暁波を気に掛けてくれてありがたい」と話しているという。（共同）

http://www.sankei.com/world/news/170726/wor1707260030-n1.html