1: 名無しさん 2017/08/21(月) 21:47:54.81 _USER
6月13日、南米の小国パナマが100年以上にわたり関係を築いてきた台湾との関係を捨て、中国本土との国交樹立を宣言した。

台湾政府は、国際的な孤立を避けるためにパナマだけではなく、台湾との国交関係を持つコスタリカ、ガンビアなど小国に莫大な資金援助をしてきた。中でも国交が107年にも及ぶパナマは台湾にとり、最も重要な国の1つだった。

にもかかわらず、パナマ政府は台湾を捨て、中国政府を選んだ。パナマに対し、中国政府が台湾以上の資金援助をしたことが最大の原因だった。つまりカネの力によって、中国はパナマを手に入れたということだ。

中国との国交樹立を宣言する2日前に、中国公営企業「嵐橋集団(ランドブリッジ・グループ)」が、出資するコンテナ港の着工式にわざわざ大統領ファン・カルロス・バレーラが出席したのもそのためだろう。

その席で大統領は、今後、中国がパナマの地下鉄工事など重要インフラ工事などで7億5000万ドル(およそ850億円)の投資をしてくれると発表。はからずも、中国との新たな蜜月が莫大な投資によるものであることを証明した。

現在、台湾と国交を結ぶ国の大半は中南米のおよそ20カ国に集中している。そうした国々に〝パナマ現象〟が起きるのは時間の問題ともされている。

国際貿易の要衝、パナマ運河を抱えるパナマが〝赤く〟染まったことは米国にとっては深刻な問題だ。同様に日本政府にとってもパナマの寝返りは重要な意味を持つ。

なぜならば、日本の安全保障上、極めて重要な国がパナマと同じように中国にカネの力によって、中国傘下に収まるかもしれないからだ。

中国が仕掛ける台湾断交ドミノ

その国はパラオ共和国。日本からおよそ3200キロ離れた太平洋上の島国である。

人口わずかに2万人余り。200以上の小さな島々からなるこの小国がなぜそれほど日本にとって、重要なのか。それは世界地図を見れば一目瞭然。

中国は対米戦略上、戦略展開の目標ラインを定めている。

日本の九州を起点に沖縄、台湾、フィリピン、ボルネオに至る「第一列島線」、そして小笠原からグアム、サイパン、パプアニューギニアに至るのが「第二列島線」なのである。パラオはこの第二列島線の重要拠点の1つなのである。

かつてベトナム戦争で米国と戦ったベトナムにとって、グアム、サイパンの地名は未だに悪夢を連想させる。ベトナム人には、グアム、サイパンはその基地から飛び立ち、国土にナパーム弾を落とし続けた戦略爆撃機「B52」を思い起こさせるからである。

no title

人口約2万人、200以上の島々からなるパラオ共和国。台湾と国交を結ぶ同国に中国は金を落とし、人を送り揺さぶりをかけている(LUX TONNERRE)

中国政府にとって、ベトナム人の悪夢は未来の中国人の悪夢なのだ。グアム、サイパンといった第二列島線を米国に押さえられていることは、心理的な圧迫であり、実利的な恐怖なのである。

第一列島線を実質的に支配した中国は、それゆえに、第二列島線を支配下に置くことが至上命題なのである。

ゆえに台湾政府との国交を持つ、パラオはその格好な標的なのだ。

摘発された中国人漁民の正体

今年1月8日、中国共産党の機関紙「人民日報」は次のような記事を掲載し、米国及び周辺国を挑発してみせた。

「空母は〝引き籠(こ)もり〟ではない。いずれ必ず第二列島線を越えて、東太平洋に出る」

この空母とは5年前に就航した「遼寧」のこと。今回、遼寧は母港青島を出航し、東シナ海を南下、台湾をぐるっと回っては南シナ海に姿を見せ、再び青島に向けて北上した。わざわざ第二列島線に言及したのも、中国の至上命題をやり遂げる意思表示に他ならない。

観光の島、パラオ。日本人が持つパラオのイメージだが、それは一昔前に終わった幻想にすぎない。

no title

中国人のパラオ訪問が急増 (出所)パラオ政府観光局のデータを基にウェッジ作成

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/10327

>>2以降に続く)


2: 名無しさん 2017/08/21(月) 21:48:14.45 _USER
>>1の続き)

例えば日本からパラオを訪れる観光客の推移を見ればそれははっきりする。2011年に3万7800人を数えたそれは、昨年は2万9000人余りと1万人以上減った。逆に急増している地域がある。中国だ。同年を比較してみる。

11年にわずか1700人だった中国からの観光客は、昨年はおよそ6万5000人。日本人の倍以上の急増ぶりだ。

だが、中国人観光客の急増ぶりをパラオ政府は諸(もろ)手を上げて歓迎しているわけではない。パラオの人々の脳裏にはある事件が今も鮮明に焼き付けられているからだ。

事件が起きたのは12年。パラオ海洋警察による中国の違法操業漁船の摘発だった。逃げようとする中国人漁民に対し、発砲した銃弾により中国人が1人死亡した。

隣国ミクロネシア連邦にある中国大使館から駆けつけた大使館員の処理により、漁民のために中国政府のチャーター便が用意され、〝日に焼けていない〟漁民らはパラオから逃げ去る。

残された中国船籍の小さな漁船には、エンジンが3基も搭載され、船体は通常のファイバー樹脂ではなく、丈夫なアルミ製だった。

これはなにを物語るか? 違法操業を隠れ蓑とした「海上民兵」なのだろう。スパイ行為に近いことが行われていたのだろうとパラオ政府は今も思っている。

当時、人民日報はこの事件を取り上げ、台湾政府と国交を持つ、パラオへ観光に行くべきではないとの記事を掲載。一時、観光客は減ったが、ほとぼりが冷めた14年頃から一転、急増する。

そして、今やパラオ観光は、中国の富裕層のステータスのように言われている。

中国漁船の影は今もパラオを脅かしている。パラオの人口のほとんどが密集するコロール島のあちこちに中国漁船で働く漁民のための宿舎のような建物がいくつもある。

コロールの街を歩けば、いたる所に日本統治下(1914年~45年)の名残を見ることができる。かつて『山月記』など名作を数多く残した小説家中島敦が教科書編纂掛として勤めた旧南洋庁庁舎は今もパラオ最高裁判所としてそのままの姿を留めている。

そればかりか、小学校の門柱などは戦前そのままであったり、生い茂った草木の中にぱっくりと口を空けた防空壕を見つけることもできる。

日本の存在感は薄まるばかり

2015年、戦没者慰霊のためパラオ、ペリリュー島を訪問した天皇陛下らをパラオ国民は熱烈に迎えた。このようにパラオ国民の日本に対する親近感は今も根強い。世界一とも言われるほどの親日ぶりだ。

けれども、最も開発が進み、人口の大半を抱えるコロール島を回ってみても進出している日本企業は恐るべき少なさ。また観光客も減り続けている。日本の存在感は薄まるばかりだ。

資源、環境、観光を束ねる大臣、ウミー・センゲバウによれば、日本企業にも接触し、ホテルの進出や、インフラを含めた総合開発を提案しているが反応は良くないという。

そして、彼が危惧していたのは、パラオ開発がコロール島だけに偏り、パラオ最大の島である「バベルダオブ島」にはほとんど手がつけられていない点であり、また、言外に中国資本の積極的な動きを示唆していた。

現に同島のリゾート開発目的で上海の開発業者が、同大臣を訪ねている。今年2月のことだ。

ミクロネシア諸島の中ではグアム島に次ぐ面積を持つ同島だが、熱帯雨林気候そのままの原生林に覆われている。南端にはとってつけたように「ロマン・トメトゥチェル国際空港」がある。

しかし、空港があるだけでほとんどの観光客は、その空港から橋を渡り、コロール島に行ってしまう。

パラオの国土の70%を占めるこの島を一周するコンパクト・ロードと呼ばれる舗装道路が07年に完成する。原生林のあちこちに日本統治下でタロイモの栽培、稲の栽培を試みた跡地が点在する。

と、突然、ローマ神殿を思わせるような建物が唐突に現れる。台湾政府の援助で建設されたパラオ共和国「国会議事堂」だ。

(続く)

49: 名無しさん 2017/08/22(火) 13:08:47.94
>>1
地球上で唯一、日本語を公用語として認めてる地域がある国なのに・・・・・・

44: 名無しさん 2017/08/22(火) 03:18:05.89
>>1 これはいくらなんでも。

パラオの国旗の由来。
このあたりでググレば、Youtubeあたりがでてくるよ~。

あの国がどれほど親日か。お金で流れるほど
太平洋戦争時、助けたさせていただいた命って軽いかなぁ~。

6: 名無しさん 2017/08/21(月) 21:52:10.98
自民党の中国贔屓の政治家はどうすんの?この中国の暴れぶりを?

9: 名無しさん 2017/08/21(月) 21:55:12.30
>>6
パンダが貰えて喜んでるだろ

16: 名無しさん 2017/08/21(月) 22:02:59.78
世界中でマナーが悪いとされてる中国人観光客が大量に押し寄せたところで
むしろ嫌われると思うんだが?

45: 名無しさん 2017/08/22(火) 03:28:24.49
>>16
別に好き嫌いの問題じゃないんだけど?

21: 名無しさん 2017/08/21(月) 22:17:22.54
今年1番の投資国になびくなら、あまり意味はないよね。
浪費。

まあ、その後、現地の水先案内人を殺して人民解放軍が
常駐したのが、ウイグル、チベットだが。

24: 名無しさん 2017/08/21(月) 22:32:01.42
早く中国解体すりゃいいのに。
雲南チベット内モンゴルウイグルは中国じゃない。

26: 名無しさん 2017/08/21(月) 22:37:50.56
日本も北海道と沖縄が赤化してきてるじゃん。
北海道には支那の資本が投入されてる。
トンキンだって馬鹿田大学には、支那の工作機関の孔子学院があるし。
日本も呑気すぎる。

30: 名無しさん 2017/08/21(月) 22:46:24.43
>>26
【孔子学院】は東京だけじゃない。
日本国内の
【 私立大学 】校内に至る所に存在する。

28: 名無しさん 2017/08/21(月) 22:44:19.08
それでもパラオは支那化に抵抗してる方だけど。

住んでる支那系住民の華僑は、旧正月は大騒ぎ。
町中で夜中爆竹を鳴らし、パラオ住民に迷惑かけてる。
爆音と火薬の臭いで。

そして支那人は爆竹の燃えカスやゴミをかたずけない。
町中がゴミの山になる。

パラオ人はみんな華僑を迷惑に思ってるが、お金が欲しいから何も言えない。
 

36: 名無しさん 2017/08/21(月) 23:44:36.10
いつまでたっても独立宣言しない台湾の微妙な立ち位置自体が、
取引相手国にとってそもそも問題の根本にあると思うんだよなぁ・・・。
そりゃ、中国の顔色見ながら戦争回避を図り、経済効果も得る手段としての効果はあっただろうけれど、
今となっては真綿で首を絞められている状態だよな。
台湾の取引相手国にとっても、台湾同様経済効果があるものならそれに靡くのは
やむを得ないわけだし、
台湾的には、苦しい立場に立つね。
唯一の逃げ道は、合衆国台湾州・・・かな?

43: 名無しさん 2017/08/22(火) 03:12:47.26
パラオの国旗って月章旗っていうの?
日本とペアだね

48: 名無しさん 2017/08/22(火) 13:07:38.77
数年前から中国人は政府だけでなく末端の人民も思い上がっているからな。
中国本国だけでなく、インドネシア・ベトナムなど華僑が事実上政治・経済を乗っ取った国々は
華僑が代表ヅラして「将来は欧米でなく我が国がNo.1になる」と今から勝利宣言している。
アメリカもブッシュ政権末期あたりから中国系が「近い将来中国系の大統領を」と言っていた。